人間とは、お互いに理解しあうことが難しいように造られている「動物」です。
なぜなら、DNAに肉の設計図とそれに相反する心の設計図も組込まれているからです。
ヒトは自分の存在を相手からありのままに受け入れてほしいという、
強い関係欲求をもっています。
しかし、個性を束縛されず自由に生きたいという強い欲求も一方にはあります。
つまり肉と心との葛藤です。
「人間の思いは、その内にあるヒトの心意外に、だれが知り得ようか――」
葛藤・矛盾・自己撞着、肉のコトバと心コトバの戦いです。
肉のコトバはDNA指令に基づく、タンパク質合成によるヒトのからだの立ち上げです。
心コトバは魂の奥に刻み込まれた「言霊」のあらわれです。
「愛する」ことは魂コトバではなく、心コトバによってのみ相手に伝わります。
「相手の思いは相手の心によってのみ、知ることができる」からです。
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