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新100選
言葉の重み~舌の奴隷にならないように
いのちを愛し、さいわいな日々を過ごそうと願う人は舌を制して悪を言わず、くちびるを閉じて偽りを語らず悪を避けて善を行い、平和を求めて、これを追え。新約聖書 ペテロの第一の手紙 第3章:10-11節 「舌を制する」という表現は、しばしば聖書において使われています。これを、ことわざ的に言い代えれば「口は災いのもと」ということになりますが、舌を制御することがいかに難しいことなのかは、失言によって信用失墜し窮地に追い込まれる政治家や著名人(芸能人含む)が後を絶たないのを見ても明らかです。 -
100選慰められるのではなく「慰める」
私は落胆しない。 たとえ、 私の「外」なる人は滅びても「内」なる人は日ごとに新しくされていく―― これは、進行性ガンに犯された老婦人が、毎朝「魂」に語りかける言葉です。これを心コトバと言います。 「心はいかなる艱難の中にいる時でも、わたしたちを慰めてくださり、 私たち自身もあらゆる艱難のなかにある人々を、慰めることができるようにして下さるのである」 -
100選なぜ「苦労」するのだろう
「苦労する」とは、次の九つのことを人が手にすることが、難しいということです。 まず、愛・喜び・平安、つぎに、寛容・親切・善意、そして、誠実・柔和・自制です。 人に「愛と喜びと平安」を与えるのは容易ではありません。 -
新100選弱い者が必要なわけ
身体身体が一つであっても、肢体は多くあり、からだのすべての肢体が多くあっても、 身体身体はひとつである……家族が何人いても家は家庭であり、 何千人の従業員がいようとも企業はひとつの会社です。 -
100選一番おそろしい「真理」
一番怖ろしい「真理」―― それは、自分は「無知」であり「無能」であり「無力」であることを、 心から認めることです。 世の先達は、みなこの「真実」を会得した人々です。 無知であるから争わない・無能であるから戦わない・無力であるから無理強いをしない 自分の平安が相手の平安となる、ことをよく知った人々です。 これは「自我」という固い心を捨て去ることからはじまります。 -
新100選「確心」をもつには
いのちのことで思い煩うな、からだのことで思い煩うな、 着物のことで思い煩うな、あすのことを思い煩うな…… 思いわずらいは無益であり・無駄であり・無意味なのです。