アドベントリース~クリスマスのとらえ方

クリスマスが近づくと、夜の街はイルミネーションに彩られ
同じように華やいだ演出が施される家庭も多い今日この頃。

例えクリぼっちでも、それらは見る人の心を温め
癒やしと希望を与えてくれます。

クリスマス・オーナメント花盛りのこの時期、アドベントリースをやっている
家庭や教会はどれくらいあるのでしょう。

ドイツの神学者ヨハン・ハインリッヒ・ヴィヘルンが、運営する孤児院で
クリスマスを楽しみに待ち望む子供たちに、中心に4本のキャンドルを立てて
作ったリースに、日曜日ごとに蝋燭の火を灯していき、クライマックスへの
カウントダウン=子どもの心に「待つ」という姿勢を育ませたのがアドベントリースの始まりでした。

キリスト生誕の「物語(聞くこと)、祈り(語ること)、ろうそくの火(見ること)」を
三位一体にして、「クリスマスの本来の意義」を解き明かしたのです。

クリスマスは賑やかに楽しく、美味しい食事をして、プレゼントを貰う…
日本ではお祭り行事として形骸化され、その先にある「なぜ?」がないがしろにされているケースがほとんどです。

4週間かけ待降節(キリストの降誕・再臨)を待ち望む期間とは捉えられていません。

1本目のキャンドルは「希望」、 2本目のキャンドルは「平和」を表しています。

今、世界がどのような状況に置かれ、どれほどに「希望」と「平和」が真に求められているのか
キャンドルの灯火を見ながら、深く考える時間が必要なのです…

今年のクリスマスを機に、私たち大人が子供たちと共に
本当のクリスマスの過ごし方を考えてみる、良いチャンスとしてみませんか?

未来を照らす光=アドベントリースを心の中に灯しましょう!