教訓を捨てる者は命を軽んじ、戎めを重んじる者は悟りを得る――
教訓とは「為す」べきことを、いかに為すかであり
「為す」べきでないことを、いかに為さないかです。
相手の善いところは心からほめあげ
相手の悪口は一切言わない…
これが教訓と戎めです。
知恵ある人は言葉数が少ないものです。
なぜなら、コトバが多いと余計な係わりごと
余分な世話事がふえるからです。
逆に愚か者は、洗いざらいしゃべりまくり
抱えなくてもいい問題まで抱えこんでしまいます。
噂話はおいしい食べ物のように、腹の中に沁み込みます。
舌を戎めのフタで閉じること。
いのちを愛し、さいわいな日々を過ごそうと願う人は
舌を制して悪を言わず、くちびるを閉じて偽わりを語らず
悪を避けて善を行い、平和を求めてこれを追え…
ペテロの第一の手紙 第3章 10~11節
「為したい」ことだけでなく「為すべき」ことを教えて下さい…と祈ることです。