偽物(悪魔)に洗脳されないように

洗脳

すべてのものを識別して、良いものを守り
あらゆる種類の悪から遠ざかりなさい。

 新約聖書 テサロニケ人への手紙 第5章 21~22節

この世の偽物は、まるでそれ自身が真実で絶対的なような佇まいをしています。
網の目にかかった獲物にマインドコントロールを仕掛けて、あなたの心を支配し
行動・思考・感情・情報などを制御し、最終的にはあなたから金銭や財産を搾取し
同じ被害者を増やすために、その働きに加担させるサイクルに組込んでいきます。

人間は「変えられないもの」「変えにくいもの」に対し、ストレスや焦りを感じて
偽物=悪魔の囁きに引き寄せられてしまうことが多々あります。

他人の心や、自分の消せない過去などの「変えられないもの」
自分の性格や、置かれた環境、人間関係などの「変えにくいもの」

これらに悩まされ、藁をもすがる思いになったときに、人は「洗脳」という悪魔の
囁きに、気持ちの隙や弱みを突かれ、心を絡め取られてしまいがちです。

騙す側の人間は、騙される人間に都合の良い風呂敷しか拡げません。
自分が優れている人間だと、神秘的に見せかけ、選任思想を植え付けます。
自己愛が肥大化し自己陶酔が常態化しているナルシストは、いかにして自分が
秀でた人間かをアピールし、常に対人操作を仕掛けてきますので注意が必要です。

評価に値しない小さな出来事を、針小棒大に誇張して自分の手柄となし
自らのカリスマ性を高める材料にしようと躍起になっています。
また、それを批判する全てに対し徹底的に攻撃的になります。

自分軸をシッカリ持っている人々は、そういう偽物を俯瞰して直感的に見抜きます。
自分軸がないと、恐怖や呪縛に支配され、いつの間にかコントロールから抜け出せなくなっていきます。

オウム真理教事件によるサリン事件、旧統一教会による霊感商法、北九州殺人事件、
全世界で見受けられるカルト教団による集団自決、古くはナチスドイツの選民思想による悲劇…
全ての大きな悲劇の根源は稚拙な小さな洗脳から始まっています。
また、集団による陰湿なイジメがなくならないのも、洗脳に近い集団心理が働いてのことなのです。
見えない悪の囁きは、私たちの周囲にたくさん転がっているのです。

人間は他人のことを救うことは出来ません。
出来ると思うこと自体が傲慢で不遜なのです。

自分を守るにはシッカリとしたメタ認知思考(高次元から自分を認知・観察する)が
必要です。自分を客観的に見て、相手をも客観視して疑い、鵜呑みにしない心得。

そして、天地万物の創造主の存在を知り、目に見えないものに祈ることです。
目の前のまやかしに心奪われる事なく、何が真実であるのかを追求してみましょう。

富むことを願い求める者は、誘惑と、わなとに陥り、また、人を滅びと破壊とに
沈ませる、無分別な恐ろしいさまざまの情欲に陥るのである。

 新約聖書 テモテへの第一の手紙 第5章 9節

全ての真実は「聖書」にあります。くだらない偶像礼拝に惑わされることなく
聖書を読んでみて、教会に通い自分の生活軸をどこにおくべきか考えてみましょう。

今日のメッセージが、あなたの足もとのともしびとなり
あなたの道の光となりますように…