あわただしい現代にあっては、「思考」よりも「行動」、
「静止」よりも「実践」が受け入れられ易いものです。
しかし「待つ」ことが必要な場合があります。
待つことは、次への出発の「備え」であり「充電」であります。
待つことは「時」を識ることです。
……生きるに時があり、死ぬるに時がある。
泣くに時があり、笑うに時がある。
捜すに時があり、失うに時がある。
黙るに時があり、語るに時がある。
憎むに時があり、愛するに時がある。
「時」を学ぶには「待つ」ことを学ぶこと。
待つことは忍耐であり、忍耐は穏やかさを必要とします。
穏やかさのなかには回復があり、平穏さのなかには「更新」があります。
あなたが立ち止まって、その問題を再検討するとき、
新しい解決の糸口が開かれるものです。
例え解決できなくとも、それに立ち向かう
「知恵」と「知識」と「力」とが与えられます。
「時」に勝利しましょう。
